一般的なガス溶接、電気溶接であれば、溶接熱はコンクリート中に急速に拡散するため、アンカー性能には問題はありません。(固着強度の低下はありません。)
また、当社の実験では、アンカー性能に影響を及ぼさない溶接範囲は、溶接位置/アンカー面から250mm以上、溶接時間/30秒以内(電気溶接の場合90秒以内)であることを確認しています。
一般的なガス溶接、電気溶接であれば、溶接熱はコンクリート中に急速に拡散するため、アンカー性能には問題はありません。(固着強度の低下はありません。)
また、当社の実験では、アンカー性能に影響を及ぼさない溶接範囲は、溶接位置/アンカー面から250mm以上、溶接時間/30秒以内(電気溶接の場合90秒以内)であることを確認しています。
全く問題はありません。接着系あと施工アンカー ARケミカルセッター®は使用するアンカーボルトの材質や表面処理において、固着性能上影響を受けません。
接着系あと施工アンカーARケミカルセッター®の埋込長について、
・回転・打撃タイプは基本的に、2L(L=基準埋込長)までとしてください。
埋込長が2L以上に長くなりますとボルトが孔底まで埋込めない(途中停止してしまう)恐れがあります。それ以上の埋込みを検討される場合は、当社までお問合せください。
・打込みタイプのMUアンカーでは標準施工条件の埋込みとしてください。
接着系あと施工アンカーARケミカルセッター®を用いて、0.5L(L=埋込長)以下のへりあきでの施工は可能ですが、へりあきが小さくなると強度が低下しますので、設計指針を参照し、事前に強度計算を行い、強度計算で得られた許容荷重値が設計荷重を上回っているか確認を行ってください。
また、設計強度を上回っていても、へりあきが小さいと穿孔時にコンクリートにストレスが発生したり、穿孔が斜めになった場合など母材が欠ける恐れがあります。端部よりのへりあきを最低でも50mmを確保し、打撃力が強い穿孔機械の使用は避けてください。
接着系あと施工アンカーARケミカルセッター®のカプセル式は施工できません。
注入方式(カートリッジタイプ)は樹脂が孔内に密充填されるように工夫が必要です。
DIY店などで市販されているホースやパイプをミキシングノズルの先端に装着し、孔底より充填してください。
ホース、パイプのサイズは下記を目安としてください。
EA-350、EA-500、EA-500S、EX-350・・・内径8mm
EX-400L・・・内径11mm
接着系あと施工アンカーARケミカルセッター®を用いて自然石、岩への施工は可能ですが、種類が多い為全て同じ条件で固着力が得られません。
また自然石にはひび割れやクラックなどがありますので、事前に引張試験を実施して強度を確認することをお奨めします。
ALCには接着系あと施工アンカーARケミカルセッター®カートリッジタイプのEAシリーズ(またはEXシリーズ)が施工可能です。
ALCは母材強度が低いため、母材強度相当のアンカー強度となります。許容荷重の計算については当社までお問合せ下さい。
回転・打撃タイプのカプセルアンカー施工においては、ボルトの先端形状が、45°カットとVカットでは性能に差はありません。
接着系あと施工アンカーARケミカルセッターのMUアンカーの施工において「先端形状が45°カット」のボルトでの施工は、樹脂と硬化剤の混合が不十分となり、硬化不良を起こしますので絶対に使用しないで下さい。
※尚、V字カットのボルトでの施工には問題ありません。