穿孔時に鉄筋に干渉した場合の処置を教えてください。

処置方法として以下の3つの方法があります。現場監督・責任者の指示に従い処置を行って下さい。

(1)穿孔位置の移動
旧孔に影響のないよう別の位置に再穿孔してください。

(2)傾斜穿孔
鉄筋との干渉を避けられるだけドリルを傾けて、孔入口はそのまま施工してください。この場合傾斜角度は15°以内としてください。また、この場合は樹脂容量不足になる恐れがありますので、不足分の樹脂を補うなどしてください。硬化養生後、パイプなどを用いてアンカーボルトを曲げて、台直ししてください
※HPアンカー、APの傾斜穿孔は各製品の施工要領書を参照の上施工してください。

(3)鉄筋の切断
鉄筋をダイヤモンドコアドリル等により切断し、穿孔してください。
※鉄筋を切断する場合、コンクリート構造物の強度に影響のある鉄筋は切断しないで下さい。また、鉄筋を切断する場合は設計責任者や現場監督と十分協議を行った上で切断の可否を決定してください。